ダンスの技術向上における核心となるのは、その基盤、すなわち「基礎力」です。技巧や難易度の高いステップを身につける前に、しっかりとした基礎が必要となります。

ダンスの基本は大きく分けて二つ。

・音楽のリズムを感じ取るセンス

・身体を自由自在に操るボディコントロール

これらを養うためには、細かなステップや技法も大切ですが、その土台となるのがリズム感とボディコントロールです。

ダンスの基盤としての要点

ダンスの基礎を向上させるには、以下の要点を意識しましょう。

①鮮明でダイナミックな動きのための筋肉力

②流れるような振り付けのための柔軟性

③エンディングまで力強く踊りきるスタミナ

これらは、ダンスを続けることで自然と身につけることができますが、ダンスを始める前に、それぞれの要点に特化した練習も非常に重要です。特に、初心者の方は基礎から丁寧に練習を積むことが必要です。

ダンスの基本トレーニング

主要な基礎トレーニングとして、以下の3つを挙げます。

①リズムの練習

②ストレッチング

③アイソレーション

リズム練習では、一般的な「16ビート」や「ダウン」「アップ」のリズムをマスターすることが基本となります。上級者のダンサーはこれらのリズムをフル活用してダンスを表現します。初心者もこれらの基本的なリズムから練習を開始しましょう。

次に、ストレッチング。柔軟性を高めることで、より洗練された動きが可能となります。また、関節の可動域を広げることで、怪我のリスクも低減します。

そして、アイソレーション。これは、特定の部位だけを独立して動かす技術です。この技術を習得することで、ボディコントロールが格段に向上します。

基礎トレーニングの持続のコツ

基礎トレーニングは繰り返しの練習が要求されるため、同じ内容に飽きることもあるでしょう。

そこで、自分の好きな曲に合わせて練習するという方法を取り入れると、新鮮な気持ちで練習を続けることができます。選曲は多彩にして、日々の気分や状態に合わせて選ぶと良いでしょう。

また、動画配信サイトなどで公開されているプロのダンサーやアイドルの練習動画を参考にすることもおすすめです。

練習は時にはルーティンと感じるかもしれませんが、自分なりの工夫を加えて楽しみながら、持続的に行いましょう。