ダンスを楽しむメリット|心と体に嬉しいことたくさん!
ダンスはスポーツの一つとして捉えられていますが、テーマにそった身体表現はある種の芸術であり、創作活動としてもたしなまれています。体をよく動かすのでフィットネス感覚で楽しむ人も増えていますね。
運動・芸術の両面を備えているダンスは、わたしたちの心身にとっても良い効果をもたらしてくれます。
今回は、ダンスを楽しむメリットについて解説します。日常生活に気軽に取り入れることで、健康な毎日を過ごすことができるでしょう。
ダンスがもたらす体へのメリット
ダンスにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なっています。フラダンスのようにゆったりした動きもあれば、リズミカルな動きの多いストリートダンスもあります。
しかし共通していることは、全身を使った有酸素運動であること。ダンスは、丈夫な体を作ってくれるんです!
①柔軟性が養われる
ダンスレッスンを始める前は基本的に柔軟体操(ストレッチ)を行います。全身の筋肉をゆっくりと伸ばし、可動域を広げていくため、自然と柔軟性が身に付きます。
身体が柔らかくなると、難しい振り付けができるようになるだけでなく、ケガもしにくくなります。柔軟性はダンスをするうえでとっても大切な要素なんです。
②姿勢が良くなる
ダンスをより魅力的な表現にするためには、体幹を鍛えることが大切です。体幹を鍛えると動きがブレず、キレのよいダンスになるからです。
また、背筋も自然と伸びるので、正しい姿勢が身に付きます。猫背も改善されるでしょう。身のこなしも美しくなりますよ。
③リズム感が身に付く
ダンスは、曲に合わせて体を動かします。そのためリズム感も身に付きます。
リズム感は日常生活でも必要な能力。歩くのにもジャンプするのにも必要です。また会話のテンポをより良くするので、コミュニケーションにも役立ちます。
④持久力が向上する
ダンスは、全身を使った有酸素運動です。実際に踊ってみると見た目以上にキツく、息が切れてしまうことも。
よってダンスをすると、持久力が身に付き基礎体力が向上します。長い曲でも途中でバテることなく、最後まで踊りきることができるでしょう。
ダンスがもたらす心へのメリット
ダンスの楽しさは、心にも嬉しい効果をもたらしてくれます。
①ストレスを解消できる
実はダンス特有の動きは、自尊心を高めるホルモン「テストステロン」の分泌を促し、逆にストレスの原因となるホルモン「コルチゾール」を減らすといわれています。
さらにダンスをすると、幸せホルモンといわれる「エンドルフィン」や「セロトニン」なども分泌されるといわれており、実際に、うつに悩む人たちが、毎週ダンスレッスンを受けたことでストレスが解消され、メンタルヘルスが改善されたという事例もあるんです!
②自己肯定感が高まる
自己肯定感とは、自分の存在価値を自分で認め、自信を高めることです。
「憧れのアイドルのように踊りたい」「コンテストに出たい」という目標に向かって頑張り、達成することは大きな喜びや感動をもたらします。
「踊れた!」「みんなに褒めてもらえた!」という成功体験は、自己肯定感をグンと高めるでしょう。
③コミュニケーション力が身に付く
チームダンスに欠かせないのが、協調性です。ダンスの完成度を高めるためには、一人ひとりが協調性を保ち、周囲に合わせていくことが大切です。
チームでダンスを行えば自然とコミュニケーションが生まれるので、相手の立場に立ち、意見を尊重することの大切さも学ぶことができるでしょう。
最後に:大人になってからでも遅くない!
ダンスは、心と体、両方に良い効果をもたらしてくれます。
ダンスを楽しめば、体力が向上して丈夫な体になるだけでなく、ストレスも解消され、何事にも前向きになれるでしょう。
ダンスブームが到来している昨今では、子どもをダンススクールに通わせている親御さんもいます。小さい頃からダンスを楽しめば、子どもの成長にも良い影響を与えるでしょう。もちろん、大人になった今からでも遅くありません!
ダンスを心から楽しんで、心身をリフレッシュさせてくださいね。